広島の中華そば(ラーメン)を食す!!広島市中区八丁堀「上海総本店」編
広島中華そばの老舗、人気も健在、広島市中区八丁堀「上海総本店」を紹介します。

概要
広島中華そばは、戦後1948年(昭和23年)に3つの屋台が登場したことから始まります。
その一つに「上海」があります。上海は、広島では人気の1・2を争う「陽気」「すずめ」と深い関係があります。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
しかし、上海総本店は、この「上海」との関係は全くないようです。
1953年(昭和28年)、広島市中区幟町で「上海」という名で創業。1988年(昭和63年)に現在の位置に移転し「上海総本店」となります。
ちなみに、中華そばのしょう油ダレは、創業時から継ぎ足し継ぎ足しで使っているとのこと。
2022年(令和4年)5月にリニューアルし、店内を美装し座席数が増えています。
満州から戻った先々代が製麺業からスタート。先代が屋台を引き、現在は3代目。その子や孫も店に立つ。
広島の製麺所の多くは、戦後に創業しています。中には中国(満州含む。)から帰国した者が、中国の製麺技術を元にして開業した製麺所もあるようです。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
「上海」という名は、1951年(昭和26年)のヒット曲「上海帰りのリル」から名付けたとのこと。
創業した年や名前の由来から、前段に書いた「上海」とは別物ということがわかります。
長く広島に暮らしていますが、訪問するのは今回が初めて。
店の前を通るたび、かなりの匂いに包まれるので、食べたことがなくても「上海総本店」の名前を知らない広島市民はいないのではないかと思うくらい有名です。
平日昼間の訪問。店の外までお客さんが並んでいます。
相変わらずの人気と臭気。
作業着やスーツの男性客が多い印象。
昼の営業時間が16時までというのは、ランチタイムが不定時となりやすい営業マンなどにとってはありがたい。

店内の状況
広い店内にお客さんがぎっしり。
リニューアルして1年程度なので美しい店内。床などにべたつきもありません。
レジ下に新聞や雑誌がありますが、ランチタイムはゆっくり読める感じはありません。
座席は、カウンター7席、6人掛けテーブルが3脚、4人掛けが2脚の全43席。
テーブルの上には、レンゲ、コショー、ソース、爪楊枝、ラーメンタレ、割りばし、水、ティッシュ。

メニュー表は置かれていません。
壁面には、お品書きではなく「値段表」が掲示してあります。
大事なのは料理よりも値段か。
値段表の右下に書かれたイラストは、広島カープのマスコット「カープ坊や」の作者である岡崎福雄氏の作品。
メニュー
ワンタンチャーシューメン1,050円
ワンタンメン900円
チョウシュウメン900円
中華そば750円
ワンタン750円
焼きめし(大)800円(中)600円(小)300円
餃子400円
めし(中)140円(小)120円
おでん(1本)120円
+200円で半チャンセット
そばの持ち帰りあり。
その他飲み物
注文・感想
中華そば半チャンセットを注文。
いずれも即座に着丼。伝票代わりの懐かしいプラの札。

具材は、チャーシュー、もやし、青ネギ、メンマ。期待どおりの良い見た目。
スープをいただきます。
店前の匂いとはギャップのある薄めのしょうゆ味。豚骨の深みやコクは正直感じられません。
麺は、中太、やおめ、スープを吸い込んでいるので、麺独自の味が感じられません。
私の推し「原田製麺」の良さが出ていないのが残念。
私の推し「原田製麺」に関する記事はこちら。
チャーシューは、厚みはないが大きい。これぞチャーシューといった”うま味”
チャーシューメンがおいしいかも。
焼きめしの具材は、卵、玉ねぎ、ねぎ、至ってシンプル。
中華そばとは違って、見た目の色合いどおり、かなり濃い味でした。
甘い福神漬、ちょっと懐かしい。
ごちそうさまでした。

おすすめ
・広島中華そばの老舗、人気も健在です。
・リニューアルしてお店がきれいです。
私のおすすめのお店は、こちらでも紹介しています。是非ご覧下さい。
地図
詳細情報
住所:広島市中区八丁堀4-14 電話:082-221-0537 定休日:日曜・祝日 営業時間:10:30〜16:00、17:00~21:00 土曜日10:30〜16:00、17:00~20:00 駐車場:なし その他: 食べログ (tabelog.com) |
訪問日:2023年(令和5年)4月11日(火)12:09
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