広島中華そばのルーツを食す!!広島市西区観音町「中華そば 一ノ口十ノ口(旧めじろ)」編

今回紹介するのは、広島市西区観音町にある「広島中華そば 一ノ口十ノ口(旧めじろ)」です。「いちのくちじゅうのくち」と読みます。公式ホームページを見たり、文字のパーツを組み替えて「メジロ」あるいは「目白」になるのか?などと試したりしてみましたが、結局、名前の由来は不明でした。

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概要 

1960年(昭和35年)に創業し、2015年(平成27年)に惜しまれながら閉店した超人気店「中華そば すずめ(広島市西区東観音町)」。

一ノ口十ノ口の店主は、「すずめ」が閉店した後に、当時の「すずめ」の店主、関上道広氏のもとでレシピを学び、「すずめ」の店舗を引き継ぐ形で「めじろ」を開店します。「めじろ」という名前は、関上道広氏が名付けたものです。

2020年(令和2年)7月、広島市西区観音町に移転し「一ノ口十ノ口」と改名します。「一ノ口十ノ口」の名前の由来は公表されていませんが、師匠が名付けた名前を変えたこと、また、広島中華そばの小鳥系と呼ばれた「めじろ」という名前をあえて小鳥以外の名前に変えたことに、大きな意味があると推測するところです。

ちなみに、現在、広島市中区舟入幸町で営業中の「中華そば すずめ」は、関上道広氏の姉夫婦の息子さんが営む新規店舗です。そちらでも「すずめ」の味は、しっかりと引き継がれています。 詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

 

広島中華そばのルーツをまとめた動画も作成していますので、時間が許せばこちらもご覧ください。

 

店内の状況

平日お昼の少し遅い時間でしたが、外でお客さんが待っています。名簿に名前を書き、券売機で食券を買い、呼ばれるまでしばしの待ちです。 暖簾には「すずめ」の文字があります。その横にメニュー看板が出ています。

 

店内は広々としており、中央に自慢のおでんが置かれています。料金は貯金箱に入れるスタイルです。 その横にはマンガが置かれ、アナウンサーのサインが飾られています。

 

座席は、テーブル4人掛けが3脚、カウンター6席分です。 待つこと10分、ようやく着席。冷たいおしぼりが提供されました。 カウンターの上には、割りばし、レンゲ、ティシュ、コショウ、すりおろしにんにく、紅ショウガ、ウースターソースが置いてあります。ウースターソースはチャーハン用でしょうか。  

一ノ口十ノ口備品
一ノ口十ノ口備品

 

メニュー

中華そば700円、こってり背脂中華そば(しょう油風味)800円、同(にんにく風味)800円、同(みそ風味)850円 中華そば+チャーハン(小)950円、こってり背脂中華そば(しょう油風味)+チャーハン(小)1,050円、同(にんにく風味)+チャーハン(小)1,050円、同(みそ風味)+チャーハン(小)1,050円、みそ風味が50円お得ですね。

単品チャーハン(並)600円、同(小)400円、セットが断然お得ですね。

その他、チャーシュー盛り500円、ギョーザ、おむすびなどのご飯もの、一品料理もあります。 お持ち帰り中華そばもあります。

「お持ち帰りのねぎ、もやし多めはできません。」と書かれています。これは、店内なら多めをリクエストできるということです。実際に、カウンターで「ネギ多めで。」と注文している姿を見かけました。

注文・感想

私は、中華そば+チャーハン(小)を注文しました。

着丼。中華そばの具材は、広島中華そばの定番、チャーシュー、もやし、青ネギです。チャーハンの具材は、青ネギ、玉ねぎ、卵と、いたってシンプルです。

 

まずはスープを一口いただきます。現在営業中の「すずめ」は濃い口でした。それに比べると薄味ですが、しっかり濃厚なしょうゆ豚骨です。少し舌に残るものが感じられます。煮干しでしょうか。私は、すずめよりもこちらの方が好きかもです。

麺は、すずめと同様、原田製麺さんです。こちらの方が少し細目でしょうか。いずれにしても両方とも絶品です。

チャーシューは厚めで、スープとは異なるしっかりした肉の味です。

チャーハンは、中華そばのスープに近い味わいです。注文してよかったです。

 

ごちそうさまでした。

一ノ口十ノ口完食
完食

 

おすすめポイント

・伝統の味を引き継ぎつつ、新しいお店としての工夫があります。

・メニューも多くお客さんが多いのも納得できます。

・不定休です。注意が必要です。

 

 地図

詳細情報

住所:広島市西区観音町13-11
電話:082-299-0797
定休日:不定休
営業時間:11:00~21:00
駐車場:なし
公式:一ノ口十ノ口

訪問日:2022年(令和4年)10月28日(金)12:35

Posted by megourmet