泊まってよかった!クラブフロアのある広島市内のホテル【ヒルトン広島編】
【訪問日令和5年(2023年)7月22日から1泊】
広島のまちも、令和5年(2023年)5月の新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行により、観光客や人出が増えつつあり、数年前の日常を取り戻しはじめました。
また、同年同月、先進7カ国首脳会議(G7)が開催され、外国人観光客の姿も多く目にするようになりました。
G7期間中、アメリカ大統領が宿泊したのが、今回訪問した「ヒルトン広島」です。
令和4年(2022年)10月22日にグランドオープンした「ヒルトン広島」のクラブラウンジ、ようやく体験することができましたので投稿します。
目次
ホテルの概要・建物
「ヒルトン」は、アメリカの実業家「コンラッド・ヒルトン」氏が1919年に創業した、誰もがその名を知る国際的なホテルチェーンです。
2023年8月現在、世界123カ国に約7,000軒ものホテルやリゾートを展開しています。
うち、日本国内には25のホテルやリゾートがあり、広島は25番目、最も新しい施設です。
また、中国地方でヒルトンを体験できるのは、ここ「ヒルトン広島」だけとなっています。
当該ホテルは、広島市中区富士見町、広島市の中心市街地から徒歩圏内。
地上22階建て、モノトーンで凹凸のない建物は、ウルトラマンのまちに現れるような模型のよう。
周辺の建物とはあきらかに異色な出で立ちです。
ウルトラマンと対比するように小さく見えた建物は、近づくほど実存する建物として、目の前に立つとその大きさに驚きます。
施設内やそこに働く方々のサービスに期待が高まります。
ロビー階
建物南側にある正面玄関を入ると、おしゃれなカフェカウンターと色とりどりのケーキが陳列されたショーケースが目に入ります。
天井も高く開放感があり、デパ地下の一角のように、宿泊者でなくとも”ふらっ”と気軽に出入りできそうな空間となっています。
建物東側には、車寄せや広大な平面駐車場。
クロークも配置されており、こちらがむしろ正面玄関のようなつくりです。
自動扉をくぐると、黒松の立派な盆栽。木質の和の内装ともに「Welcome Japan」と訴えかけてくるようです。
先に進むと、ベンチシートを中心とした機能的なロビー、その奥にフロント。
木材と彫刻、裸電球、日本古来の美しさが表現されています。
ロビーに腰を掛けると、フロントスタッフからウェルカムドリンクのレモネードが提供。
旅館のような”おもてなし”です。
客室
建物2・3階に宴会場と会議室、4階にチャペル、5階にスパ、フィットネス、プール、6階に飲食店。
7から22階までが客室となっています。
エグゼクティブラウンジも最上階の22階にあります。
5階のフィットネスは、宿泊者であれば、無料で使用できるようです。
ヒルトン広島の客室は、「デラックス」「プレミアム」「エグゼクティブ」「スイート」の4区分です。
このうち、エグゼクティブラウンジのサービス利用があらかじめ付加されているのは、「エグゼクティブ」「スイート」です。
以下の客室詳細のとおり、エグゼクティブは3種類、スイートには4種類のタイプがあります。
スイートは、広さやアメニティなどが全く異なる4種類。エグゼクティブは、部屋の広さなど3種類に大きな違いはありません。
【客室詳細】
タイプ | 面積 | 定員 | ベッドサイズ |
エグゼクティブツイン | 35㎡ | 3名 | 1,350×2,000 |
エグゼクティブキング | 35㎡ | 3名 | 1,800×2,000 |
エグゼクティブコーナールーム | 48㎡ | 4名 | 1,350×2,000 |
ワンベッドスイート | 71㎡ | 4名 | 1,800×2,000 |
デラックススイート | 86~93㎡ | 4名 | 1,800×2,000 |
プレミアムスイート | 127㎡ | 4名 | 1,800×2,000 |
プレジデンシャルスイート | 163㎡ | 4名 | 1,800×2,000 |
客室の詳細はこちら【公式】ヒルトン広島。
エレベーターで20階へ。
エレベーターホールも木質。床と天井にも一部木材が使用されています。閉鎖的な空間ですが、息苦しさを感じさせない内装です。
今回宿泊したのは、エグゼクティブツイン2004号室。
高級分譲マンションのようなサイン。
客室の配置は、緊急避難図のとおりです。隣の2003号室はスイートルームのようです。
室内
ルームキーも木質です。記念に持って帰りたくなります。
客室の間取りは下図のとおり。通路右手に水回り、左手に家具、奥にベッドといった間取り。
ベッドそのものが大きい上、なぜか!?サービスベッド(3台目)が置かれていたので狭く感じます。
(サービスベッドは、不要なので撤収してもらいました。)
室内はダークな木目でシックな色合い。照明は少なめ。外資系らしい無駄のないシンプルさです。
窓は、掃き出しではありませんが、腰下から天井梁下まで広がる大きなもの。照明は控えめですが室内は不自由のない明るさです。
外の景色は、広島市の市街地が眺められる程度。絶景とまではいえません。
テレビ台と一体となった家具。
コーヒーメーカーや急須の置かれたミニバー。
引き出しには、コーヒー、紅茶、カップ、グラス、栓抜き、マドラー、ポット、アイスペール。
さらに上の引き出しに冷蔵庫。
冷蔵庫の中には、無料の水が人数分(無料)。
施設のWi-Fiは有料です。ただし、ヒルトン・オーナーズ会員になると無料で使えます。
会員になると、特典としてレストランやスパなどの施設利用料が10%割引となります。フロントで簡単に申し込めますので登録必至です(年会費無料)。
水回り
トイレとバスルームは、もちろん別々。
バスルームには洗い場と大きなバスタブ。
シャンプーやトリートメントはCRABTREE&EVELYNです。
こちらがトイレ。紙巻器が1つしかないところも外資系な感じ。
洗面所のシンクは1つ。
鏡は常時曇り止めが入っており熱気を帯びています。ベッドルームに手鏡や化粧台がなく、こちらで全て用を足さなければいけません。少し不便かも。
ボディーローションとハンドウォッシュもシャンプーと同じCRABTREE&EVELYN。
備品類
洗面台下に、バスタオル、フェイスタオル、体重計。
洗面台左の収納に、コーム、レザー、コットンセット、シャワーキャップ、歯ブラシ。
最小限の物しかありません。
バスタオルの大きさが半端ない。肌触りも良。
エグゼクティブラウンジ
いよいよラウンジへ。エレベーターで22階へ移動。
エレベーターを降りて右手に受付があり、スタッフに部屋番号を告げて入室します。
ラウンジ中央には、カウンター席。そこから左右に分かれて各種テーブル席があります。
料理と飲み物が左手にあるので、しっかり食べたいという方は、左側がおすすめ。
静かにゆっくりと過ごされたいという方は、右がおすすめです。
他のホテルに比べると、所狭しとテーブルが配置されている印象。
時間帯によっては、利用者が多かったので、落ち着きませんでした。
窓の大きさも小さめで、全体的に開放感がありません。
景色も部屋と同じ角度で変化なし。
アフタヌーンティー(タイム)
午後2時30分から午後4時まで無料で利用できます。
飲み物
ホットコーヒー、紅茶
見慣れないドリップマシンで少しコツが必要です。コーヒーも複数種類あるのでマシンの使い方を含めてスタッフに確認した方が良いです。
コーラ、ジンジャーエール、炭酸水、水
手作りスムージー
グレープフルーツ、オレンジ、リンゴジュース
アイスコーヒー、アイスティー、牛乳
牛乳は、朝食タイムまで常にありました。コーヒーに牛乳を入れたい私にとっては、うれしいサービス。
お茶菓子
アップルケーキ、ベイクドチーズケーキ、2種類のカナッペ、サンドウィッチ盛り合わせ、ピクルス、金平糖、レーズン、ミックスナット、アーモンドチョコレート、クラッカー盛り合わせ、SOYJOY。
全て食べ放題になっています。
日によって内容は変わると思いますが、サーモンのサンドウィッチと丸型のサンドウィッチがおいしかったです。
飲み物、お茶菓子ともにメニューが豊富で、ついつい食べ過ぎてしまいます。
お茶菓子の補充も頻繁に行われていましたので、慌てず吟味していただくと良いです。
イブニングカクテル(タイム)
午後5時00分から午後7時00分まで無料で利用できます。
当日は宿泊者が多く、前半(17:00~18:15)、後半(18:45~20:00)の二部制(要予約)となっていました。少し残念。
18歳未満の方は、保護者の同伴が必要なので注意が必要です。
飲み物
トルネード生ビール
ラウンジでサーバーによる生ビールがいただけるのは、ここのホテルだけ。
ワイン(赤・白・ロゼ)、スパークリングワイン(アルコール・ノンアル)、焼酎(黒○)、日本酒(加茂鶴)、洋酒各種(セルフカクテル)、缶ビール(ハイネケン)
ソフトドリンク
おつまみ
うなぎと夏野菜のマリネ、トリュフ風味のポテトフライ、手羽先の照り焼きソース、野菜スティック、シャルキュトリー(生ハム、ロースハムなど)盛り合わせ、タコとイカのガリシア風、ポークカナッペ、ムール貝のマリニエール、パン、ケーキ
ティータイム同様、日によって変わるかと思いますが、メニューは豊富です。
ビール好きの私にとっては、生ビールサーバーがあるだけで最高。
食べ物について、あえて言わせてもらえば、他のホテルに比べると手の込んだものはない印象です。
朝食(タイム)
午前7時00分から午前10時30分(日によっては11時00分)まで。
日によっては、ラウンジではなく、6階のMOZAIKレストランが会場になる場合があるようです。
飲み物
基本的にアフタヌーンティー(タイム)と同じ。
料理
スモークサーモン、チーズ、ミックスオリーブ、レモンスライス、ハム、サラダバー、ポークソーセージ、がんす、お好み焼き、ハッシュポテト、ゆで卵、ベイクドビーンズ、ベーコン、ソテー野菜、ソテーマッシュルーム
ご飯のおともに、明太子、筑前煮、柚子松風、かまぼこ、広島菜、安芸柴漬け、梅干し
洋食として、パン、コーンフレーク、フルーツグラノーラ、ミューズリー
その他に、SOYJOY、フルーツ
すべてビュッフェ形式ですが、卵料理(オムレツ、目玉焼き)だけはオーダー方式になっています。
オムレツの具材は、チーズ、玉ねぎ、パプリカ、ハム、全入れ、から選べます。
和洋折衷の朝食。ついつい食べ過ぎてしまいました。
観光にこられた方は、広島名物のお好み焼き、がんすも是非。
まとめ
施設内は外観とはギャップのある木質で和テイストの美しいつくり。設備は必要最小限の外資系独特の合理的なつくり。サービスは旅館のような真心のこもったものでした。
当日はラウンジの利用者が多く、ラウンジで過ごす時間は、落ち着かない印象を受けました。しかし、提供されるお料理や飲み物など、サービスは満足のいく内容でした。
また、訪問できればと思います。
関連記事
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません